SSブログ

韓国と日本の入国制限に関してのまとめ [韓国::社会]

先週後半(2020年3月5日)から、急に日韓での移動やビザに関して、慌ただしい情報が飛び交いました。[ダッシュ(走り出すさま)]
すでに3月9日からいろいろと適用が開始され、他の方のブログやいくつかのサイトでも、いろいろな情報が出ていますが、いちおう、ここでもまとめて置きたいと思います。

日本への入国制限について

まずは、(中国と)韓国から日本へ入国する場合ですね。
わかりやすい内容は、厚生労働省のホームページ内にもまとめられてます。(こちら)
(1) 国籍に限らず、中国と韓国から飛行機(など)で日本へ入国を希望するすべての入国者は、指定場所で2週間の(隔離的な)待機を要請される。
(2) そのとき、入国後、公共交通機関を使用しないように要請される。
(3) 中国と韓国から飛行機で入国する場合は、成田空港と関西空港からのみ。船舶も運行は停止される。
(4) 中国と韓国のビザの免除制度は一時停止され、発行済みのビザも無効になる。

ここで、実際のところはどうなのかという部分があります。
(1)と(2)ですが、あくまで要請であって強制ではないので、必ずしもそれに従う必要はないということもあります。
感染している場合には、他の人への迷惑になるので出歩かないというのはともかくですが...[むかっ(怒り)]
2週間の待機も、日本入国後 2週間経ってから日本を出国できるというのではなく、そうでなくても出国していいそうです。

(3)は明白なので特に説明はいらないと思いますが、(4)ですね。
これは、韓国国籍の方がいわゆるノービザでの入国は当面不可能、ビザは発給されているがまだ日本に入国したことのない中国・韓国籍の方は、その発給されたビザは当面無効になる、という意味です。
もう少しかみ砕くと、今回の入国制限が撤回された後は、無効にされたビザはまた有効になるそうです。
あと、すでに日本に入国済みの中国・韓国籍の方のビザが無効や停止することはなく、そのまま効力が残されるということになります。つまり、その方々は、日本を出国しても再入国できるということになるかと思われます。

日本国籍の方に対する韓国への入国制限について

次に、日本国籍の方が韓国へ入国する場合です。
実は日本への入国制限と内容は近かったりします。
正式な内容は、韓国の法務部のホームページのここにある資料ですね。[ひらめき]
その内容を、在韓日本大使館が翻訳した概要が、韓国での在留者登録をしている人たちに送られました。
1.日本国民に対する査証免除を暫定停止します。
○全ての有効な日本旅券(外交旅券と公用旅券を含む)所持者に対する大韓民国入国時の査証免除措置を停止します。
・査証免除停止されることにより,全ての日本旅券所持者はこの措置の施行(3月9日0時)以後,新たに大韓民国査証の発給を受けなければ,大韓民国に入国することはできません。
○これにより,航空会社や船会社は,日本の現地で搭乗券を発券する際,乗客の旅券を確認することにより,制限対象者の搭乗を阻止します。また,国内の入国審査段階でも,審査官が旅券を確認します。

2.全ての駐日本大韓民国公館で日本国民に既に発給された査証の効力を暫定停止します。
○全ての駐日本大韓民国公館(大使館,領事館など)で日本国民に既に発給された有効な査証の効力を全て停止します。一次査証と数次査証の全てが該当します。
○阻止方法は,まず,法務部の「搭乗者事前確認システム(IPC)」により電子的方式により自動遮断し,これに加えて,現地で航空会社や船会社が搭乗券を発券する段階で再確認します。また,国内の入国審査の段階で審査官が再度確認します。
○ただし,国内で外国人登録(永住資格を含む)又は居所申告が有効な場合には,上記の措置を適用しません

3.新規査証発給の審査を強化します。
○全ての駐日公館で査証を申請する全ての外国人に対して,自筆で作成した「健康状態確認書」の提出を義務化して,最近,発熱,悪寒,頭痛などがあったか,などを確認します。
・今後の状況の変化により,病院で発行された健康確認書(診断書)を要求することもあります。
○また,全ての駐日公館では査証発給申請の受付後,十分な審査を経た後,許可するかどうかを決定します。
○ただし,緊急時や人道的な事由が認められる場合には,公館長が判断して例外を認めることができようにする予定です。

4.日本から入国する全ての乗客は特別入国手続を経なければなりません。
○法務部は,感染流入阻止のため,国土交通部,保健福祉部(検疫所)などと共に,日本から入国する乗客について特別入国手続を経るように措置し,この過程で検疫当局が韓国内への入国が不適切であると判断した外国人については,迅速に入国拒否などの必要な措置を取ります。

□法務部は,以上の措置が正確に実施されるよう,国土交通部,海洋水産部,そして地方出入国外国人官署を通じて,国内就航航空会社と船会社に運輸業者としての現地での協力義務付加の事実を通知します。

□上記の全ての措置は,3月9日0時から実施され,現地から出発する時間を基準に適用されます。

(問合せ先)
外国人総合案内センター(出入国相談コールセンター) 1345
法務部 顧客支援センター 02−2110−3000

これらについて、ちょっと補足してみましょう。[ひらめき]
1. については、いわゆるノービザに関する部分も含まれてます。そして、3月9日以降は、韓国に入国するすべての日本国籍の人に、何かしらのビザが必要となるという内容ですね。旅行者が一番関係のある部分ですね。
2. については、わかりにくい部分もありますが、中国や韓国籍の方が日本へ入国する場合の(4)の項目に近い内容です。つまり、3月8日までにビザが発給されているがまだ韓国へ入国したことのない日本国籍の方に対するビザは当面無効になる、という意味です。
色を変えた下線にあるように、すでにビザを持って韓国へ入国し、外国人登録証を持っているような人は、これまでと何も変わらず制限をうけない[exclamation]ということです。韓国を出て、再入国も特に変わらずだそうです。
この部分は、在韓日本人が一番心配していた部分でしたが、これまでと変わらないということで、実際ホッとした部分です。[あせあせ(飛び散る汗)]
3. は、日本国籍の方が3月9日以降に有効なビザを発給してもらうためには、申請書類として健康確認書も必要になるというものです。現状は自己申告書レベルのようですが、もしかしたら、病院での診断書などが要求されることもあるらしいです。[バッド(下向き矢印)]
4. は入国時の審査で、健康に関することが増えますよ、という内容ですね。
ただ、2週間の隔離みたいなのは、特にありません。スマホにアプリを入れさせられるかも、のようです。

日本国籍の方に対して一番影響の大きいのは、ノービザでは当面、韓国には入国できない[爆弾]ということですね。
あと、何かのビザを持っていても、3月8日以前に韓国に入国していない方も、ビザの取り直しか、入国制限の期間が終わった後の入国という形ですね。これに該当する方が、一番、大変かもですが...[がく~(落胆した顔)]
あと、在韓日本人でもビザの更新は大丈夫なのかという点もありますが、とりあえずはいつも通りで大丈夫なようです。ただ、3月中に更新期限を迎える方は、4月20日ごろまでその期限を延長するということもあるようです。(場合によっては、さらに延長するかもという話です。)

韓国に対して入国制限を行っている国は100ヶ国以上あるのですが、韓国がこのような入国制限をしているのは日本だけ[exclamation]なのですよね。
日本は、他の国にも同様な入国制限をしているのですけど。
韓国が日本に対して行っている入国制限については、他の国から実はツッコミが入ってたりもします。[ダッシュ(走り出すさま)]

外国人に対する韓国でのマスク5部制について

現在、韓国では曜日ごとに出生年の最後の桁の数字によって、薬局などでマスクを購入できる曜日が指定されています。[ひらめき]
月が1,6、火が2,7、水があ3,8、木が4,9、金が5,0で、土日は平日に購入していない方、という形です。
購入できる枚数は、毎週、一人最大2枚までです。
また、購入するときには、本人を確認できる住民登録証・パスポート・運転免許証などが必要となっています。

ここで、少し前は、外国人は外国人登録証と健康保険証が必要だったのですが、外国人登録証に記載されている外国人登録番号は健康保険証の番号を紐づけされているために、外国人登録証のみで購入可能になりました[exclamation×2]

nice!(2)  コメント(0)