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[小説] かがみの孤城 by 辻村深月 [その他::趣味::本]

たま~に出てくる趣味の本の紹介の記事です。[あせあせ(飛び散る汗)]
自己満足の記事ですが、今回もお付き合いいただければ幸いです...
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今回、紹介する書籍は、辻村深月 著の「かがみの孤城」です。[ぴかぴか(新しい)]
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以前、アニメ映画化したものを韓国で見ました。(そのときの記事は、こちら。)
日本での映画の評判を知って、まずは小説で読もうと海外からAmazonの通販で買いました。[ダッシュ(走り出すさま)]
読もうと思っていたら、先に韓国での映画の上映があり、映画のほうを先に見てしまいましたが。[あせあせ(飛び散る汗)]
もちろん、原作の小説のほうも、日本ではかなり評判が高いですね。[グッド(上向き矢印)]

主人公は、不登校になってしまった女子中学生。[ふらふら]
引きこもり状態だったときに、自分の部屋の姿見の鏡が光り出して、その鏡の中にある孤城に導かれます。[るんるん]
そこには、他にも同様に不登校で引きこもり状態の中学生たちが居て、彼らと日本時間の昼間にいっしょに時間を過ごし始めます。もちろん、行かないときがあっても問題ないとというところです。
ただ、その期限は3月30日まで。そのときまでに、孤城の中にある「願いの鍵」を見つけられた1人だけが願いの部屋へ入り、どんな願いでも叶えられるが、孤城から出たときに全員の記憶が消えるという決まりがあります。
また、孤城にいれるのは、一日のうち、朝9時から夕方5時までで、5時を過ぎると、その日に孤城に居た全員がオオカミに喰われるという決まりもあります。[がく~(落胆した顔)]

映画と同様に、中盤まではゆっくりとした感じで、多少問題などをはらみながら進むという感じでした。
小説の場合は、映画の終盤が本のページの半分ぐらいなので、じっくりと読み進めます。
全体的に映画の内容と大きくは同じで、よりも細かい部分の描写があるというような感じでしたね。[ひらめき]
小説のほうが、最後のほうでの登場人物間のつながりで、さらに感動できるシーンもありました。映画でも出てほしかったなと思う部分でしたね。[むかっ(怒り)]
でも、やはり、涙腺が刺激される内容というのは変わりがなく、とても良い内容でした。[グッド(上向き矢印)]
評判通り、映画もですが、かなりオススメできると思います。

「かがみの孤城」
単行本
・文庫本:

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[小説] 金の国 水の国 by 時海結以、原作・絵 岩本ナオ [その他::趣味::本]

たま~に出てくる趣味の本の紹介の記事です。[あせあせ(飛び散る汗)]
自己満足の記事ですが、今回もお付き合いいただければ幸いです...
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今回、紹介する書籍は、原作・絵 岩本ナオ、時海結以 著の「金の国 水の国」です。[ぴかぴか(新しい)]
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原作は漫画ですし、アニメ映画化もされていますね。[グッド(上向き矢印)]
それの小説版です。内容は、いずれもほぼいっしょだと思います。

物語の冒頭は次のような感じです。[ひらめき]
昔々、隣り合う仲の悪いA国とB国があり、ささいなことから戦争になり、神様が仲裁に入ります。
神様はA国に国で一番美しい娘をB国の嫁に、B国は国で一番賢い若者をA国の婿にやるよう命じました。

これから、両国の娘と青年が出会うことになりますが、最初から妙な行き違いのような形から始まるのが、ある意味、もどかしい感じもしますね。[ダッシュ(走り出すさま)]
でも、この二人が両国を繋げ、平和な道へ繋げていくという内容です。

全体として、中盤まではほんわかしかところもありますが、終盤は手に汗握るシーンもあります。[がく~(落胆した顔)]
小説や漫画としては長くは無いですし、小説は実は小学生向けの書籍になっているので、サクサク読めてしまいますが、内容はしっかりとしています。
最後には、きちんと感動が待っています。[るんるん]
アニメ映画版は、日本公開から半年ほど韓国では劇場公開されなかったのもあり、先にAmazon Primeで見ました。[ダッシュ(走り出すさま)] 映像化されて良かった作品だと思います。

小説 金の国 水の国 (小学館ジュニア文庫 ジと 5-6)

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[小説] お迎えに上がりました。~国土交通省国土政策局幽冥推進課~ (6巻と7巻) by 竹林七草 [その他::趣味::本]

ときどき出てくる趣味の本の紹介の記事です。[あせあせ(飛び散る汗)]
今回もお付き合いいただければ幸いです...
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今回、紹介する書籍は、以前紹介した竹林七草 著の「お迎えに上がりました。~国土交通省国土政策局幽冥推進課~」の1~5巻の続きの6巻と7巻です。[ぴかぴか(新しい)]
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1~5巻の紹介記事はこちらをご覧ください。
途中の巻まではジャンプ+で漫画化もされています。[グッド(上向き矢印)]

今回の7巻で最終巻となりました。[もうやだ~(悲しい顔)]
もっといろいろな話で読んでいたかったのですが、残念ながら、一旦、終了ですね。
いちおう、後に続けていけるような終わり方にはされてますが。[あせあせ(飛び散る汗)]

主人公は女性で、国土交通省の臨時職員募集に採用され、国土開発の妨げになる地縛霊などの立ち退きの対応を行う主人公以外は妖怪だらけの幽冥推進課という部署で、何かしらの未練を残して成仏されずに残られている元国民様を、一人一人の心残りを無くしていくというお話です。[ひらめき]
6巻も5巻までと同様にオムニバス的にいろいろな状況の話で構成され、妖怪や幽霊、地縛霊などが出てきますが、おどろおどろしいものではなく、全体的にはコメディータッチで進むので、掛け合いなども含め、非常に笑える部分が多いです。
それぞれの話の最後には、非常に感動できる泣ける話になっているものが多く、良いお話がいっぱいです。[ハートたち(複数ハート)]

6巻の最後で幽冥推進課自体の緊急事態となり、7巻は中盤まで、主人公がそれでも孤軍奮闘するような内容になります。それまでに無かったような展開ですね。[がく~(落胆した顔)]
終盤には、緊急事態となった状況の回収の内容になり、これまでにない手に汗にぎるような展開になります。[グッド(上向き矢印)]
最後には、いつものように泣かせる展開、そして、最終的に幽冥推進課の発展していく内容も出て来て、最終巻だけど、次につながっていくような終わり方にしてくれています。[わーい(嬉しい顔)]

正直なところ、これで終わってもらいたくは無い[exclamation]と強く感じています。
また、しばらくして、続きが始まってくれることを本当に期待しています。[手(グー)]
読み終わった後は、内容としての感動の涙活だけでなく、最終巻ということの残念な思いの涙もありましたね。
本当に、このシリーズは多くの方々にぜひ読んでもらいたいと思う作品です。[わーい(嬉しい顔)]
そして、個人的には、この作品がアニメ化やドラマ化、映画化のような映像化もぜひしてほしいというか、ぜひそうなるべきだとも強く願ってます。[ひらめき]

お迎えに上がりました。 6 国土交通省国土政策局幽冥推進課 (集英社文庫)
お迎えに上がりました。 7 国土交通省国土政策局幽冥推進課 (集英社文庫)


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[小説]「ヴァイオレット・エヴァーガーデン エヴァー・アフター」、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン ~ラストレター~」 by 暁 佳奈 [その他::趣味::本]

ときどき出てくる趣味の本の紹介の記事です。[あせあせ(飛び散る汗)]
今回もお付き合いいただければ幸いです...
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今回紹介する小説は、暁 佳奈 著の「ヴァイオレット・エヴァーガーデン エヴァー・アフター」と、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン ~ラストレター~」 です。[ぴかぴか(新しい)]
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以前、上巻/下巻/外伝についてご紹介しました。(そのときの記事は、こちら。)
上巻/下巻/外伝は、表紙や挿絵などのきれいな絵のほぼそのままでアニメ化や映画化もされました。
映像もそうですが、表紙や挿絵からかなり女性向けの内容に見えるかもしれませんが。[あせあせ(飛び散る汗)]

原作は、京都アニメーションが開催している京都アニメーション大賞の第5回の大賞作品です[exclamation×2]
なお、これまで10回開催されていますが、大賞をとったのはこの作品のみです。
また、書籍自体はKAエスマ文庫から出版されていますが、売られている書店も限られています。上巻/下巻/外伝はAmazonでも扱っていますが、エヴァーアフターはKAエスマ文庫からのみ販売され、ラストレターは受注限定生産[がく~(落胆した顔)]でした。

内容としては、上巻/下巻/外伝同様にオムニバス的な話が出てきます。

●エヴァーアフター
 上巻/下巻/外伝とはまた別の外伝的な内容のオムニバスです。[ひらめき]
 自動手記人形の仕事としての出先で出会った人との話や、元上官との再会した後の時期の話などがあります。
 外伝に近いような内容ですが、良い話がいっぱいです。[るんるん]
 ヴァイオレットエヴァーガーデンの書籍としては、上巻/下巻/外伝とこれを合わせた4巻で完結になります。

●ラストレター
 元々は劇場版の映画館での公開時に入場者特典として配布されたものと、DVD/Blu-rayに封入されていたもの、そして、新作書下ろしをまとめたものです。
 映画自体は韓国で見れましたが、入場者特典は無かったので、とてもありがたかったです。[わーい(嬉しい顔)]
 ただ、完全受注生産だったので、ネットで発注して、コロナ禍が落ち着いてきて一時帰国できたときに、実物を手に取ることができました。[あせあせ(飛び散る汗)]
 内容としては、これまでのいくつかの話の後日譚や、「もしも~だったら」のようなことから始まる内容のものですね。
 本編とはまた違う感じの構成ですが、良い話ばかりです。[グッド(上向き矢印)]


これでヴァイオレットエヴァーガーデンの話は終わりのようです。[もうやだ~(悲しい顔)]
まだまだ読みたいと思えますし、非常に良質な内容なので、非常におすすめします。[わーい(嬉しい顔)]
そして、やはり涙腺崩壊できる内容が多いので、涙活にも良いですね。


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(SF小説)「ツインスター・サイクロン・ランナウェイ」by 小川一水 [その他::趣味::本]

たま~に出てくる趣味の本の紹介の記事です。[あせあせ(飛び散る汗)]
自己満足の記事ですが、今回もお付き合いいただければ幸いです...
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今回ご紹介するのは、小川一水さんによるSF小説の一つの「ツインスター・サイクロン・ランナウェイ」です。[ぴかぴか(新しい)]
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全2巻構成で、2巻目のほうがページ数は多いですね。

時代設定としては、6500年ほど先の未来で、人間がいろいろな銀河に進出していき、むしろ太陽系よりも他の銀河のほうが人類が圧倒的に多くなったような時代です。[ひらめき]
そして、辺境の銀河の中のさらに辺境にある巨大ガス惑星を周回する都市型宇宙船団で構成された場所が舞台で、ガス惑星の中に滑空する昏魚を捕獲して生活をしている環境です。
小説の中でも、その昏魚の漁に関する部分を中心に話が展開されます。[るんるん]

昏魚は生活に必要な食料や資材、そしてエネルギーにもなり、分解・解析・合成という過程を経て必要な物質に変化されます。[わーい(嬉しい顔)]
船(宇宙船)はコアとなる部分と形を自由にできる粘土のような外装素材から構成されていて、外装素材を人間が想像するイメージから構成する(デコンプ[exclamation]する)ことで、網などに変形して漁を行います。
ただ、漁は夫婦で行うことが習わしとなっていて、夫側が操船し、妻の側がデコンプする役割となっています。デコンプは誰もができるわけでもなく、才能の違いも出るというところがポイントですね。

物語としては、本来、夫婦でしか漁ができないところに、いろいろな経緯から操船に女性が着くところから
始まります。
そして、単に女性というだけでなく女性どうしということで、いちおうジェンダー系の話も盛り込んだ内容になってますね。[ダッシュ(走り出すさま)]
(とは言っても、自由な形での恋愛という意味での描写ですよ。)

設定としては、なかなか入り組んだ内容になっていますが、小説の中ではわかりやすく説明されてました。[グッド(上向き矢印)]
後半には、宇宙船団がなぜ辺境の地に追いやられているかという(隠された)理由や、そのために秘密裏に実行されそうになっていた陰謀を阻むなど、大いに盛り上がっていきます。
もう少し説明したいとも思うのですが、あまり書くとネタバレに近づくので、これぐらいまでにします。[むかっ(怒り)]

なかなか面白い設定のSF小説でした。[わーい(嬉しい顔)]
やはり小川一水さんの小説はわかりやすく書いてくれているので、SF小説ですが読みやすいですね。

ツインスター・サイクロン・ランナウェイ (ハヤカワ文庫JA)
ツインスター・サイクロン・ランナウェイ2 (ハヤカワ文庫 JA オ 6-35)

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