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[小説] GATE Season 2 自衛隊 彼の海にて、斯く戦えり by 柳内たくみ [その他::趣味::本]

たま~に出てくる趣味の本の紹介の記事です。[あせあせ(飛び散る汗)]
今回もお付き合いいただければ幸いです...
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今回紹介するのは、以前紹介した小説の「GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」とその外伝の続編(Season 2)となる「GATE Season 2 自衛隊 彼の海にて、斯く戦えり」です。[ぴかぴか(新しい)]
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Season 1のほうは文庫本を買ってましたが、今回は単行本のほうです。5巻あります。
Season 2の文庫版も順次発売されています。

ストーリーとしては、Season 1はファンタジーの世界での陸上自衛隊でしたが、Season 2では海上自衛隊となります。[るんるん]
なので、題名に「彼の地」となっている部分が「彼の海」となってます。[ダッシュ(走り出すさま)]
登場人物は Season 1 の主人公などは終盤に出てきますが、主なところはSeason 2で新しく出てきた人物になります。
海上自衛官 2名が主人公といったところでしょうか。ヒロイン的には現地(ファンタジーの世界側)のお姫様とかですね。

舞台は、海洋上や海洋国家群のある地域となります。[ひらめき]
海上自衛隊なので現地側では潜水艦での戦闘となりますが、Season 1ほどの派手な戦闘シーンはありません。
一番派手なのは前半での現地の巨大海洋生物との格闘ぐらいです。[あせあせ(飛び散る汗)]
他の戦闘としては現地側の艦隊や船団どうしのものはありますが、内容的に人の動きや策略のようなものでの進行が多いです。
でも、GATEとしての世界観はしっかりあり、今回も世界に引き込まれるという意味では同様に楽しめました。[わーい(嬉しい顔)]

Season 2の内容のとして、最後はうまくまとまった終わり方になってます。[グッド(上向き矢印)]
そして、さらに最後のページでは、次(Season 3)に続くような仕込みまで入ってました。[むかっ(怒り)]
Season 1のように外伝も出るのかわかりませんが、まだまだ続けてくれるのでしたら、期待して待ちたいと思ってます。[るんるん]
個人的には、Season1 のほうのアニメの三期目もお願いしたいですが。[ふらふら]


ゲート―SEASON2 自衛隊 彼の海にて、斯く戦えり 2.謀濤編 (アルファポリス)
ゲート―SEASON2 自衛隊 彼の海にて、斯く戦えり 3.熱走編 (アルファポリス)
ゲート―SEASON2 自衛隊 彼の海にて、斯く戦えり 4.漲望編 (アルファポリス)
ゲート―SEASON2 自衛隊 彼の海にて、斯く戦えり 5.回天編 (アルファポリス)

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[SF小説] 虐殺器官 by 伊藤計劃 [その他::趣味::本]

ときどき出てくる趣味の本の紹介の記事です。[ダッシュ(走り出すさま)]
今回も、またお付き合いいただければ幸いです...
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今回紹介する小説は、伊藤計劃 著の 「虐殺器官」です。[ぴかぴか(新しい)]
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以前に紹介した「ハーモニー」の前に刊行された小説です。(以前紹介したときの記事は「こちら」)
伊藤計劃さんとしては、デビュー作ですね。[るんるん]
そして、これも「Project ITOH」としてアニメ映画化や漫画化もされてます。実写映画化の話もあるようなのですが、どうなっているのでしょう?

作品の背景としては、少し先の時代でサラエボで発生した核爆弾テロにより世界中で戦争・テロが激化していて、テロの脅威に対抗するために先進諸国では個人情報の管理体制に厳格化してはいるものの、後進国では内戦などで虐殺が横行しているという状況です。[がく~(落胆した顔)]
その後進国での虐殺が、ある人物によって扇動されているということがわかり、主人公(アメリカ情報軍)にその人物の暗殺命令を受けて行動をする、という内容です。[ひらめき]
いろいろな人間関係もあり、追いつ追われつの状況ですが、最終的には暗殺まで実行され作戦が終了します。
それで終わりというわけではなく、最後の最後でアメリカを中心とした内戦が始まる、という形で物語は終わります。[ふらふら]
(なお、アニメ映画ではその最後の部分はほとんど出てきません。)
ちなみに、「ハーモニー」はその最後の内戦などの戦争が終わってからの世界のお話を位置づけられてます。

この中で虐殺を扇動する方法が「虐殺文法」を使用して行うというもので、それ自体は人間の深層心理にあるということになってます。[ひらめき]
主人公は、追っていた人物からそれについて知らされ、その人物が暗殺された後、英語圏で「虐殺文法」を使うことになってしまい、最終的なアメリカでの内戦が勃発するという流れです。[ダッシュ(走り出すさま)]

これだけ聞くとなんのこっちゃかもしれませんが、小説の中ではわかりやすく話が進んでいき、かなり引き付けられます。[グッド(上向き矢印)]
また、SF小説ですが、哲学的な部分もあり、いろいろと考えさせられます。
アニメ映画のほうは、ちょっと残虐的なシーンもあるので15歳以上の指定となってます。アニメ映画だけでなく、小説も読むことで全体像がはっきりするだろうなと思います。
タイトルの「虐殺器官」ですが、「虐殺文法」の作用する部分が体にあるという意味があるようですね。
最後までなかなかすごい展開があるので、とても面白かったです。[わーい(嬉しい顔)]


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[SF小説] ハーモニー by 伊藤計劃 [その他::趣味::本]

ときどき出てくる趣味の本の紹介の記事です。[ダッシュ(走り出すさま)]
今回も、またお付き合いいただければ幸いです...
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今回紹介する小説は、伊藤計劃 著の 「ハーモニー」です。[ぴかぴか(新しい)]
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著者の伊藤計劃さんですが、数冊のSF小説を出した後、すでにお亡くなりになられています。[もうやだ~(悲しい顔)]
でも、その数冊すべてが高い評価を受けており、いろいろな賞を受賞したり、ノミネートされていたりと、当時はかなり期待されていました。
また、それらのSF小説も、「Project ITOH」として、ほとんどがアニメ化されるという、注目と絶賛しかなかったという感じですね。[グッド(上向き矢印)]
この「ハーモニー」もアニメ映画化されています。漫画化もされてます。

小説の舞台ですが、全世界での核戦争などによる「大災禍(ザ・メイルストロム)」で、従来の政府は崩壊して混沌とした世界になり、その後、新しい統治機構の「生府」によって健康志向と社会の調和が極端に重要視される世界です。
健康も、体内にミクロな健康監視システムを導入するとで、病気やストレスからも解放されたような社会になっています。
その世界で主人公を含む3人の少女たちが、そのような社会へ反抗するような意識を持ちます。 でも、何かできるわけでもなく、大人になり、そのときにある犯行グループが世界中で数千人規模の殺人を行い、そして、ある「宣言」をすることで...

なかなか説明がしづらいのですが、小説ではきちんとわかるように説明してくれます。
というか、ネタバレせずにどう説明するかが難しいという感じですね。[ダッシュ(走り出すさま)]

健康観システムによって、病気にかかることなく、また、健康が維持されつづけ、ストレスも非常に少なくなる生活を送れるようになった社会というのは、確かに理想的に感じますよね。
あと、社会の調和、つまり、社会との関係もうまくいきやすい関係を作れるというのは、良いように感じますよね。
ちなみに、「調和」というのは「harmony」ということで、タイトルにつながります。[ひらめき]

ちょっとネタバレ的になりますが、(健康ですが)管理されているシステムで社会の調和を突き詰めていくと、どうなるかというのがこの小説の結末になります。
そのときに「意識」とは何か、どうなっていくのか[exclamation&question]、という感じですね。

文章で書くと難しいような印象を受けるかもしれませんが、小説の中ではわかりやすく展開してくれます。
ちなみに、最後は、こうなるのか...といういろいろと考えさせられる感じです。
アニメ映画のほうも、小説にほぼ沿った内容なので、アニメで見てもいいかもしれません。[るんるん]
確かに、評価が高いだけあると思いました。[わーい(嬉しい顔)]





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(SF小説)「天冥の標」by 小川一水 [その他::趣味::本]

たま~に出てくる趣味の本の紹介の記事です。[あせあせ(飛び散る汗)]
自己満足の記事ですが、今回もお付き合いいただければ幸いです...
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今回ご紹介するのは、小川一水さんによるSF小説の一つの「天冥の標」です。[ぴかぴか(新しい)]
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いちおう、全10巻なのですが、一部の巻は複数冊で構成されるので、全部で17冊というけっこう大きなものになっています。[ひらめき]
最初の巻は2009年に刊行され、最後の巻(10巻part3)は2019年に刊行されました。ほぼ10年かけての刊行ですね。


舞台としては、現代の21世紀から29世紀まで(間接的には6000万年ほど前から)、そして、地球はもちろん、最終的には何光年も離れた宇宙、地球人はもちろん地球外生命体までさまざまなものが登場します。[るんるん]
こう見るとまとまりがなさそうに聞こえますが、巻数が多く、それぞれでまとまった話にはなっているため、読み進めると一本の流れにつながるという非常に内容の面白いものとなっています。
I. メニー・メニーシープ
 西暦2803年に植民星「メニー・メニー・シープ」で始まった革命運動からの内容。
 この話の重要なキーワードの一つの疫病の「冥王斑」も登場する。
 これだけでも話は面白いのだが、伏線がありすぎて、人によっては消化しきれないぐらい。[あせあせ(飛び散る汗)]
 VII巻まで読んだ後のほうがわかりやすいかもしれません。
 天冥の標Ⅰ メニー・メニー・シープ(上)
 天冥の標Ⅰ メニー・メニー・シープ(下)
II. 救世群
 西暦2015年の地球で発生した「冥王斑」のパンデミックの内容。
 I巻の伏線の一つの始まり[exclamation]の部分。他にも、その後の登場人物(子孫含む)が出てくる。
 もしかしたら、ここから読み始めるほうがわかりやすいかもしれません。
 天冥の標 2 救世群 (ハヤカワ文庫JA)
III. アウレーリア一統
 木星の軌道上で発見された大きな構造体「ドロテア・ワット」をめぐる戦いの内容。
 ここではまだわからないが、全体を通して重要な役割を持つ伏線の一つ。
 天冥の標III
IV. 機械じかけの子息たち
 重要な登場人物の一人(というか有機アンドロイド)の説明に関する内容。
 なぜか、エロの描写が多いので、映像化されるときもかなり端折られるだろうなと...[たらーっ(汗)]
 作者も、表現とか内容をもうちょっと考えられば良かったと反省されてる巻のようです。
 天冥の標IV
V. 羊と猿と百掬の銀河
 この物語での重要な登場人物の一人(というか被展開体と呼ばれる情報生命体のようなもの)の誕生から太陽系への接触に関する内容。
 この被展開体もいくつかの種類があり、その一つが植物型生命体に乗っ取られたことから、この物語での宇宙での混乱の始まりとなっている。
 天冥の標Ⅴ 羊と猿と百掬の銀河
VI. 宿怨
 西暦2500年ごろ、冥王斑のパンデミックと太陽系内での人類の大戦争の内容。人類のほとんどが犠牲になる。
 冥王斑を患って生還した人類「救世群」と、それ以外の戦い。
 この物語の本当の開始部分。映像化されるとすれば、ここからかもしれない。
 天冥の標6 宿怨 PART1 (ハヤカワ文庫JA)
 天冥の標Ⅵ 宿怨 PART2
 天冥の標 6 宿怨 PART3 (ハヤカワ文庫JA)
VII. 新世界ハーブC
 VI巻でのパンデミックと戦争を生き抜いた人類(ほとんどが青少年以下)が、大人がほとんどいない状況で生活の基盤を作っていく話。
 植民星「メニー・メニー・シープ」とは、何かがわかる内容。
 この300年ぐらい後の話がI巻や次のVIII巻に続く。
 天冥の標VII 新世界ハーブC (ハヤカワ文庫JA)
VIII. ジャイアント・アーク
 I巻と同じ舞台・時刻を別の視点から見た内容。
 I巻のときの伏線がかなり巻き取られる。[わーい(嬉しい顔)]
 この後の本当の闘いなど、全体像がようやく見え始める感じ。
 天冥の標Ⅷ ジャイアント・アーク PART1
 天冥の標VIII ジャイアント・アーク PART2 (ハヤカワ文庫JA)
IX. ヒトであるヒトとないヒトと
 I巻とVIII巻の後の話。とは言っても、前半はVI巻での戦いの延長のようなところがようやく終息する。
 地球からやってきた大艦隊(高度なAIが指揮)とメニー・メニー・シープが連合して、救世群と戦う。
 その中で、本当の敵が判明し、生き残っている数少ない人類がどのように生き延びていかないといけないかを描く。
 天冥の標IX PART1──ヒトであるヒトとないヒトと (ハヤカワ文庫)
 天冥の標IX PART2 ヒトであるヒトとないヒトと(ハヤカワ文庫JA)
X. 青葉よ、豊かなれ
 地球からの大艦隊、メニー・メニー・シープ、救世群が同盟して、別の生命体の恒星系へ向かう。
 そこの生命体も本当の敵への対応を考えているが超新星爆発による過激な対応のため、他の生命体が止めさせるために集結している。
 最終的には、すべての集結した生命体群で本当の敵を倒すが、超新星爆発が止められないことがわかり、生き残りの対策をする。
 天冥の標X 青葉よ、豊かなれ PART1 (ハヤカワ文庫JA)
 天冥の標Ⅹ 青葉よ、豊かなれ PART2 (ハヤカワ文庫JA)
 天冥の標X 青葉よ、豊かなれ PART3 (ハヤカワ文庫JA)

かなり簡略に書いただけでも、なかなかの分量ですね。[ダッシュ(走り出すさま)]
最初の巻のほうだと、それぞれでも面白いのだけど、伏線がありすぎて「どうなってるのだろう」という疑問のほうが多くなるのが、ちょっと難点[ふらふら]かもしれませんね。
でも、そのままで読み進めれば、後半はどんどん加速度的に面白くなっていきます。[グッド(上向き矢印)]
かなりすごかった...

最後の巻で、いろいろな生命体が出てくるのですが、なかなかレパートリーが多いですね。[わーい(嬉しい顔)]
個人的には、被展開体という情報生命体がなかなか面白かったですね。
映像化は、アニメだと数クール、映画でも3つ以上は必要かなと思います。(スターウォーズのエピソードみたいな感じですね。)
SF小説とは言え、小川一水さんの小説はわかりやすく書いてくれているので、読みやすいとは思いますよ。

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Software Designでの懸賞当選と読者投稿欄への採用 [その他::趣味::本]

ソフトウェアに関する雑誌の「Software Design」を定期購読していて、スマホで電子版を毎月読んでいます。
(趣味と実益、というか、いちおう仕事の技術的な面も兼ねてます。[手(チョキ)])

2019年末から2020年始にかけての一時帰国で、日本の自宅に到着したとき、懸賞として当選したマウスと1,000円分のQuoカードが届いていました。[わーい(嬉しい顔)]
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Quoカードは2019年12月号で読者投稿に採用されていたものがあったので、それでいただいたものですね。
こちらはときどき採用されているのですが、今回は物の当選があったことが驚きました[exclamation]
以前も書籍の当選は何度かありましたが、物は初めてです。[ぴかぴか(新しい)]
個人的にはマウスは小さめのほうが好きなので、何とはなしに応募してみたら、当選していたという感じです。

いちおう、読者投稿時などに懸賞も同時に応募することになるのですが、書籍を指定することが多く、物を指定することは思ったよりも少ないのですけどね。
その数少ない機会に当たったというのはうれしいですね。[るんるん]

ちなみに、今回いただいたQuoカードも家族にあげました。

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