日本の運転免許証を韓国の運転免許証への切り替え

日本の運転免許証を持っている人が、韓国で自動車の運転をする場合、次の2つのいずれかが必要になります。
(1)日本で国際運転免許証を入手する
(2)韓国で、日本の免許の切り替えを行う

(1)は日本での手続きのみですが、有効期間が1年しかなく、毎年手続きが必要になります。
(2)は韓国のビザと外国人登録証が必要ですが、韓国の運転免許証が発行され、有効期間は10年です。

韓国で1年以上住むのであれば、(2)の手続きをするほうが便利だとは思います。
ちなみに、韓国で免許をとって、日本で切り替えを行うことも可能だそうですね。免許取得に必要な費用は韓国のほうがずっと安く、免許の試験も受かりやすいとか...

「切り替え」という言葉になっていますが、最初に聞くと日本の免許が無くなってしまうようなイメージを持ちそうですよね。実際にはそうではなく、切り替えても日本の免許は無くなりません。
ただし、韓国の免許の切り替え後、少なくとも、最初に韓国を出国するまでは切り替えの手続きを行ったところへ日本の免許を預ける必要があります。韓国から出国する少し前ぐらいときに、パスポートと外国人登録証、飛行機のチケットを持って、手続きしたところへ行けば、返してもらえます。
返してもらった後は、韓国に戻ってきても預ける必要はありませんので、どちらの国の免許証も持っている状態にできます。

ところで、切り替えの手続きができるところは、韓国の運転免許センターやソウルならばグローバルセンターになります。ただ、韓国の運転免許センターだと、韓国語がわからないと厳しいようには思います。
ちなみに、ソウルグローバルセンターは市庁駅の近くにあるプレスセンタービルにありますが、2013年4月(3月末?)に鐘閣駅近くへ移動するそうです。
手続きですが、次のような流れになります。ソウルグローバルセンターだけでは完結しませんが、スムーズにいけば1～2時間で終わるでしょう。
(1)日本大使館領事部で、日本の運転免許証の確認証をもらう
　　　30,000ウォンぐらい。一連の手続きの中で、ここが一番時間がかかっている印象があります。単に待つだけですけども。
　　　日本の免許証のコピーがきちんとされていることを確認。
　　　(私の場合、これがまちがってパスポートのコピーにされていたので、換えてもらいに戻りました。)
(2)ソウルグローバルセンターの免許切り替えの窓口へ行く。
　　パスポート、外国人登録証、日本の免許証、証明写真(3x4cm)を3枚、6,000ウォンが必要です。
　　また、申請用紙はその場で用意してくれて、記入する箇所も教えてくれます。
(3) 視力検査などのため、渡された用紙を持って外の病院へ行く。
　　これは、どこの病院へ行くか指定されますので、それにしたがって行きます。
　　いちおう簡単な地図も渡されますが、ちょっとわかりにくいかも、です。
　　私の場合、鐘路5街駅の近く(13番出口ですが、駅の出口というよりも地下街の出口)のソウルクリニックでした。5,000ウォンでした。
(4) ソウルグローバルセンターに戻り、検査結果の記入された用紙を提出。数分で韓国の免許証取得。
　　このときに、日本の免許証を預ける必要があります。

ちなみに、ソウルグローバルセンターでは、日本語の話せるスタッフはいます。ただ、すべての窓口にいるというわけではないようです。
私の場合、多少英語がわかったので、英語での対応になりましたが、そうでないときは日本語のわかるスタッフに間に入ってもらうようにお願いしないといけないかもしれません。もちろん、韓国語が話せるのであれば、それが一番いいのでしょうけど。
あと、視力検査とかで病院に行ったときも、医者の先生は英語は大丈夫ですが、病院のスタッフはそうでもないですし...