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[SF小説] ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに [その他::趣味::本]

久しぶり(?)に、趣味の本の紹介の記事です。[あせあせ(飛び散る汗)]
最近、(うれしいことに)本やプラモデルの記事以外の記事のネタが充実していて、それらを書くのをすっかり忘れていただけですが...[たらーっ(汗)]

で、本題に戻って、今回紹介する小説はガンダム作品の中で映像化されていない作品の一つ「ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに」です。[ぴかぴか(新しい)]
20150514_215716.jpg
本の表紙にはモビルスーツの絵はほとんどありませんが、ガンダム作品です。[ダッシュ(走り出すさま)]
これは略称的に「AOZ」とも呼ばれます。



これも、以前紹介した「ガンダム・センチネル」同様、元々はプラモデルの雑誌の連載の作品で、そのときはプラモデルの写真と一緒に掲載されたものです。
また、小説のほうはプラモデル自体の写真はほとんどなく、ふつうに小説の形になってます。

この作品の設定は、Zガンダムと同じ時代設定になっていて、Zガンダムの世界のアナザーストーリーとなっています。[ひらめき]
また、舞台としては、実は、軍事裁判です[exclamation]
とは言っても、その裁判内容に関する回想的な場面で、モビルスーツや戦闘シーンなどが出てくる、というものです。

Zガンダムでは、(Zガンダムの)主人公側の組織A.E.U.G.(エゥーゴ)と敵対する組織のTitans(ティターンズ)が戦うわけですが、最終的には主人公側の組織A.E.U.G.(エゥーゴ)が勝利します。
軍事裁判としては、戦勝側のエゥーゴが敗戦側のティターンズを裁く、という形になるのですが、被告となる本作品の主人公はティターンズの人間です。なお、その所属先は、ティターンズ・テスト・チーム(T3部隊)で、新兵器(つまりはモビルスーツ)や改良兵器の(実運用も含めた)試験を行う部隊でした。
いちおう、本作品でもう一人の主人公的に、被告の弁護を受け持つ(地球連邦)軍人 兼 弁護士の人がいます。昔はモビルスーツのパイロットだったが、怪我により続けることができなくなり、弁護士資格を取って現在に至る、という経歴の設定になってます。

軍事裁判では、被告側は圧倒的に不利なのですが、弁護士の主人公がざまざまな調査やもう一人の主人公の仲間の生き残りの証言を地道に集めて、最終的には「無罪」を勝ち取る、という内容です。[むかっ(怒り)]
裁判にかけられた理由としては4つほどあり、規律違反や敵前逃亡、事件への関与やティターンズで極秘開発されていた新兵器の無断破壊に関する嫌疑でした。

この作品は、単純にモビルスーツによる戦闘だけでなく、法廷闘争という場面もあるガンダムとしては珍しい作品です。[グッド(上向き矢印)]
人の葛藤や、戦勝側からの敗戦側への不条理な偏見みたいなものもあり、人の描写もおもしろかったです。

ちなみに、主人公の乗るモビルスーツは、ガンダム系の試作機や改良型がいろいろと出てきます。ほとんどが改良型ですが...
プラモデル雑誌での連載ということもあり、ガンプラもいくつか出ています。

舞台設定が法廷ということもあり、ガンダム好きの中でも玄人好み(?)のする作品のようですが、一定の評価はされてます。
なお、「ADVANCE OF Ζ」という名前で、サブタイトルが異なる小説が他にもあります。(漫画とかも含めるともっとありますが。)
次回の紹介で扱おうかと思っています。

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