韓国に来てから10年を越えましたが、韓国生活の中で日本のテレビをインターネットを経由してみることができています。#59120;
韓国に来た当初は、いろいろな比較(そのときの記事はこちら)をして Slingboxを使うことに決めました。#59125;
(かれこれずっと使っているボックスの設置時の記事はこちら。)
ですが、その Slingboxが、まさにこの記事が出た今日、サービスを停止してしまうので、使えなくなってしまいました。#59123;

Slingbox自体は、ボックス自体の購入費用だけで、他のサービス料はかかりません。

ですが、ネット経由で自分のボックスに接続するために、その管理をしてくれているサーバーが停止する#59122;ため、サービスが終わるという形になります。#59136;


1年ほど前からサービスの停止はアナウンスされていたため、置き換えとなるものを探していました。
その結果、以前は候補から漏れたWAVECASTが、当時の不足する部分が改善されて、十分置き換えできることがわかりました#59126;
そこで、2022年8月に一時帰国したときに合わせて、WAVECAST Next-V5を購入し、設置しました。#59130;

箱はシンプルですね。#59142;
中に、ボックスの本体やケーブル類などが入っています。
ボックスの再インストール用のディスクや、簡単な説明書なども入っています。
なお、マニュアルはオンラインマニュアルで、説明書にURLが書かれていました。

まずは、日本の自宅でのボックスの設置です。#59120;
Slingboxは DVD/HDDレコーダーを仲介するような形でTV出力とリモコン接続をするものでしたが、WAVECASTは TVのチューナーを持っているため アンテナ線を接続します。#59131;


そのため、地デジのB-CASカードとそれのリーダーもあるという構成です。
本体自体は、B-CASカード2枚分ぐらいの厚みがある程度なので、非常にコンパクトです。
本体を操作するものは電源ボタンぐらいです。

ボックス自体の設置は難しくなったですね。#59125;
この後、実際に使うための設定がいくつか必要でした。
(購入するときに、WAVECASTを使うための(無料の)Googleのアカウントを新しく取得し、WAVECASTの会社へ伝えて置く必要もありますが。)

WAVACASTに接続してテレビを見たいスマホやPCへインストールしなければならないものがあります。

TailScale

 使用するスマホやPCに必ずインストールしないといけません。無料のアプリです。

 これ自体は、データの転送を安全にP2Pで行ったり、VPN接続を可能にするアプリです。

 WAVECASTを使ってわかりましたが、映像の転送の安定化のためにも使用されてますね。

(PCのみ) Google Chromeと拡張機能の Play HLSのインストール

 スマホの場合は、デフォルトのブラウザを使えばテレビを視聴することができます。

 しかし、PCの場合、ブラウザは Google Chromeのみ対応しています。

 その理由は、映像の視聴のためにGoogle Chromeの拡張機能の Play HLSを利用しているためです。

これらのインストールをして、ようやくインターネット介してテレビを視聴することができました#59138;
画質も悪くなく、再生状況も途切れることがほとんどないので、かなり良い感じです。
また、リアルタイム視聴だけでなく、録画もできるので、なかなかうれしいですね。#59120;
本体への録画だけでなく、Google Driveへの録画もできるので、なかなか便利です。
ブラウザでチャンネルの切り替えや録画予約をするのですが、その画面自体はちょっと殺伐としていて、使い勝手は直感的ではないので、改良の余地は大いにありますね。#59144;
とは言っても、Slingboxが無くなった後、代替としては十分すぎる内容だと思います。#59125;

懸念事項としては、TailScaleやPlay HLSがサービス終了などをしたときに、どうなるかですね。

また、Slingboxと同様にWAVECASTのサーバーが停止したときも、どうなるかですね。