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(書籍)「ドラゴンクエストXを支える技術」(技術評論社) [その他::趣味::本]

久しぶりですが、たまに出てくる趣味の本の紹介の記事です。[あせあせ(飛び散る汗)]
自己満足感しかない記事ですが、今回もお付き合いいただければ幸いです...
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1年ちょい前に発刊されて、Amazonで事前予約で買い、その後、日本へ一時帰国した時に手に入れて読んでいた(いちおう)技術的な読み物があります。[わーい(嬉しい顔)]
技術評論社から出ている「ドラゴンクエストXを支える技術 大規模オンラインRPGの舞台裏」です。[ぴかぴか(新しい)]
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ドラクエXはドラクエシリーズでは初めてのオンラインRPGです。
私ももちろん開始当初から遊んでました。[るんるん]
ドラクエXは今でもメインのストーリーが新しいものが出ていて、最新はVer.5となっています。
ちなみに、それぞれのバージョンの内容は次のようなものとなります。
・Ver.1 : (人間を除いた)5種族の世界での冒険(オンラインになった途端に人間の世界が隔離されるため)
・Ver.2 : 人間の世界での冒険(偽と真の世界があり、魔界の大魔王と対決)
・Ver.3 : (忘れ去られた種族の)龍族の世界での冒険(龍族の解放)
・Ver.4 : 時空を移動した冒険(5000年前の過去から1000年先の未来まで、主人公の生い立ちも判明、これまで伏線の回収も含む)
・Ver.5 : 魔界での冒険 (Ver.2 で大魔王を倒しているため、魔界は次の大魔王争い中...)

ドラクエシリーズはどれも人気があり、ドラクエXも今でも人気があり、同時に数万~数十万の方々がオンラインで遊んでいる状況になります。[ひらめき]
(他の人気のオンラインRPGなどでも、それぐらいまたはそれ以上の規模のものはありますね。)

それぐらいの規模になると、いくらゲームとは言え、全体システムとしていろいろなことを考えないといけないですし、技術的にもいろいろなことに対応が必要になります。
そのようなことについて、ドラクエXではどのように対応してきたかが書かれているのがこの本ですね[exclamation]

もちろん、ゴリゴリの技術的な専門的内容だと読者は限られますが[あせあせ(飛び散る汗)]、この本はそこまで詳細ではなく、技術者でなくてもわかるように読み物的に書かれています。[グッド(上向き矢印)]
ドラクエシリーズとドラクエXの紹介から始まって、開発と運営の体制、技術的な内容(ここが一番多いですが[ダッシュ(走り出すさま)])、Webとスマホアプリの連携、運営と運用(不正対策含む)と、全体を網羅しています。

個人的には、技術的な部分はだいたいわかってはいましたが、細かなところでドラクエXとしてどのような方針でどのような技術を採用したかというのがわかって、面白かったですね。[わーい(嬉しい顔)]
あと、運営や運用での考え方なども、とてもわかりやすかったです。
ドラクエX特有の部分もありましたが、全体的にはいわゆるWeb系の話にも通じる部分があるので、個人的には仕事で関わったことのある内容にも近い部分があって、親近感が湧きました[exclamation]
たかがゲーム、されどゲーム、内容はゲームであっても、技術的にはWeb系などのシステムにも関連する部分はあるので、それがわかるとオンラインゲームの見方も変わるかも(?)しれませんね。


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